もどかしい思い。。。

2017年07月17日

先日、友人宅へ出張ぐるーみんの施術に行ってきました。

「親子deぐるーみん」です♪

私が1番「ゆるめてあげたい」と思ってたお子さんの施術です。

今回ボディケアのお仕事をしてて本当に良かったと幸せな気持ちになったのと同時にどうにもできないもどかしさを強く感じた1日でした。

お母様に許可頂いたのでこの日の事を少しご紹介させて頂きたいと思います。

お子さんは成人男子で重複して幾つもの障害をお持ちの方です、普段は施設で暮らしており今回は一時帰宅に合わせての施術になりました。

仲の良い友人のお子さんなので私から申し出てご自宅に伺いました。。正直施術自体てきるかどうか判らない、何もできずに終わる可能性もある事を前もってお伝えしての施術です。

お話が出来ない為お母様に状態を伺い様子をみながらの施術になります。

お子さんは1日何時間も体育座りの様な姿勢で体を小刻みに揺らし過ごすそうです、お話を聞いている間も体の揺れは止まる事無くずっと揺れていました。

言葉が良くありませんが「全身で貧乏ゆすり」をしているという表現がピッタリな状態です。

貧乏ゆすりはセロトニンの分泌が増え、精神の安定やストレスの緩和にもなるというのは結構有名なお話ですよね。

体が必要としている刺激なのだろうかと思いつつ、施術に入る前に私も彼を真似て同じポーズを取って揺れてみました。

セロトニンは確認できないけど、何処にどんな負担が掛かるのか何処の筋肉を使うのかは私自身の体でも確認出来るからです。

地味な動きのわりにキツイ!これを何時間も続けてるなんて通常なら出来ないのではないかと?

更に彼は両腕にシーネという取り外しの効くギブスのようなものを付けています、その重みで腕や肩への負担もかなり大きいのです。。。

先ずは仰向けになってもらえるか確認すると体で「嫌だ」と拒否を示しました。

「本人が止めて欲し時は直ぐに止める」ぐるーみんの基本ですから座ったままで出来る部分を施術をすることに。

自由に動かす事が出来るのは足ぐらい、先ずは足からのアプローチ、幸い大きな過敏はなく足の裏も触らせてくれます。

足首に掌をやさしく密着させて暫くジッと待つと力が抜けてきました。

少しづつゆらゆらと座ったまま足揺らしを開始します、そのままMRTで足の指や裏、脹脛と丁寧に施術していると笑顔がこぼれてきました♪

私に笑いかけ、そしてお母様を振り返りニッコリと満面の微笑み、何度も顔を向けていい笑顔を見せてます。

「きもち良いんだね~」とお母さんもニッコリ。。。

両足を時間を掛けて丁寧に施術すると気持ち良さそうにお母様に身をゆだねています。

すると「シーネ外してみる?大丈夫かも」とお母様から提案。

試しに片腕のシーネを外す事にしました、自傷防止の為のシーネです外したら直ぐに頭部に手が向かうのは判っています。

予めお母様が腕を持ち私が頭を庇い対策しながら外します。

(10数年来のお付き合いで彼の行動を理解しており信頼されての行為です、決して真似しないで下さい)

すると頭に手がむかうものの直ぐに自傷行為をやめてくれました、そしてそのまま私に腕を預けてくれる。。。信頼された?これは施術OKって事?直ぐに腕と肩回りを緩めました。

肘を曲げてくれる気は全く無いし、座ったままの施術です。

満足にはいきません、でも少しでも緩められれば一寸でも楽になればと出来る範囲で頑張りました。

正直施術らしい施術が出来たとは言えませんでした、ですが嫌がられずに素敵な笑顔まで見せてくれたのは初めての施術にしては大成功だったと思います。

そしてなんと30分以上も体に触れさせてくれたのです。

「これは気に入ってくれたよね」とお母様も同じご意見でした。

そして帰り際、お母様がある事に気づきました。

「体を揺らしていな~い!」

施術前ず~~っと小刻みに体を揺らしていた場所に同じ体勢で座っているのに体が揺れてないんです。

施設に帰るまで3時間くらいでしょうか?体は揺れないでいた事をお母様が確認しています。

本人から感想を聞く事は出来ませんでしたが、あの笑顔と揺れが止まった事で十分お返事を頂いたような気がしました。

今回の施術にあたって信頼関係の大切さをとても感じました。

最初に述べたように正直抵抗されて何も出来ないと思っていました。

でも「嫌がる事をせず」「無理をせず」「気持いい」「楽になった」と少しでも感じてもらう事で小さな信頼感が生まれたように思います。

私を見て「楽にしてくれる人だ~!」そんな風に思って貰えるように今後も続けて行きたいと思います。

次の一時帰宅にも出張する事になったので次回は座ったままでも施術範囲を広げられるよう私自身も勉強して行きたいと思います。